緊急特集! SARSから身を守れ! 準備は今から
SARS患者は日本にいるのでしょうか。5月7日時点では感染の可能性が低いと見られる「可能性例」「疑い例」が報告されているだけですが、患者の発生を想定した対応は遅れており、4月23日付け朝日新聞の調べによると、全国47都道府県中12県では患者を他の都道府県への移送を考えているとのことです。
最大の発生国中国でもまだ峠を越えていないとされ、世界的にも患者が発生しており、いつ日本国内に感染者が入り込んでウイルスが広がってもおかしくない状況にあります。
今のところ、隔離と安静と対処療法しかないとされるこの”奪命肺炎”にどのように対処すべきなのかといえば、一番効果があって大事なことは
「かからないようにする、接触してもかかりにくいように、免疫力を強化して予防力を増す」
ことのようです。爆発的に流行した中国において必死の努力を続け治療と予防の新処方を開発した中国の医師たちの成果などと共に、情報を整理してお伝えします。
SARSとは何か?│どんなウイルス?│症状は?│うつりかたは?│中国製品の安全性は?
治療法は?│私たちができる予防法は?│日本の対策は?│今後は?
自分の身を守る、中医学的予防法10カ条│中国で開発された治療用処方、予防用処方│
SARS関係情報サイト
SARSとは何か?
Severe Acuite Respiratory Syndromeの略で、「サーズ」と読んでいます。「重症急性呼吸器症候群」と訳しますが、日本では「新型肺炎」、中国では「非典(型)肺炎」とか「奪命肺炎」という怖い名称でも呼ばれています。この原因となるウイルスは、SARSウイルスと命名されました。
SARSウイルスってどんなウイルス?
SARSウイルスの病原体についてはその説が二転三転してきましたが、WHOは新型のコロナウイルスであると発表しています。
SARSウイルスに感染してもそれが即SARS患者というわけではありません。SARSとは呼吸器に異常が生じた症候群の総称です。コロナウイルスは、一般的な病原体で2〜3年ごとに流行しますが、自然快復します。SARSウイルスの場合だけなぜ重症になるのか。有力な説によると、SARSウイルスは、リンパ球などの免疫細胞を攻撃する性格を持っているために、特に免疫力が低下している人が重症になるとのことです。
その発生源については、広東地方の野生動物ではないかという説があります。病原体は判明したので、ワクチン開発がすすめられているところですが、まだ時間がかかりそうです。
SARSの症状は?
潜伏期間は2〜6日間(1〜10日間との報道もあります。国際研究チームの報告によると平均6.4日)。急な38度以上の高熱、筋肉痛、悪寒、せき、呼吸困難などの症状があります。肺炎やインフルエンザの症状と似ています。5月7日に報道された国際研究チームの報告によれば、SARS全患者の平均死亡率は約7%と高率です。高齢者、体の弱い方(特に免疫力が低下する糖尿病患者など)など、免疫力の弱い人ほど重症化しています。60歳以上の死亡率は60歳未満に比して3倍以上です。
うつりかたは?
せき、くしゃみ、つばなどによる飛沫や体液による感染が主とみられています。患者と密接に接した家族及び医師や看護婦に感染者が多発したのはそのためとされています。ただ、すれちがった程度で感染した人や、患者と一緒に行動しながら感染していなかった妻の例もあるとの報道もあり、空気感染もあるのではないか、ある条件下では感染しないのではないかといった意見もあります。
生命力は強く、飛沫感染は一般には1mが感染範囲ですが、SARSの場合2m程離れていてもうつるという報告もあります。体外では、乾燥した常温環境で1〜2日、便の中では2〜4日生存していることが確認されています。
中国製品の安全性は?
一部に中国から輸入された野菜や肉製品からSARSウイルスが感染するといった報道がありましたが、説明したように、体外では、乾燥した常温環境で1〜2日、便の中では2〜4日生存していることが確認されているので、生鮮食品の中では数日間生存している可能性があります。したがって航空便で輸入される生鮮食品は、可能性としてはあることになります。しかし、体外でウイルスが生存することは難しく、紫外線、乾燥、熱などで容易に死滅します(沸騰で1分)。お茶とか、健康食品、中国製の漢方薬などの加工品は、加熱処理を施したり、乾燥させて加工しており、時間的にも製造してから日本の消費者の手にわたるまで税関検査などで1カ月以上が経過しているので、感染の心配は皆無です。もちろん、工業製品など無機質の製品も心配ありません。
SARSの治療法は?
抗ウイルス薬がある程度の効果を表すようですが、
根本治療といえるような薬もワクチンも登場していません。原因となるウイルスに対して
抗生物質は効きません。すぐにもワクチンが開発されそうな報道もありましたが、開発の可能性が確認されただけで、まだ目途は立っていません。保存療法、安静、他への感染を防ぐための隔離、消毒が現在取られている治療法や対策です。中国では、当初衛生局のつまずきがあり、有効な新薬がないということから、中医学界が緊急に
新処方を開発し発表しました。その処方は中国版Yahoo!のトップにも紹介されました。まだ、この処方は日本には輸入されていませんが、すでに輸入されている処方の組み合わせで、それに近い処方を得ることができます。詳しくは、
別掲。
私たちができる予防法は?
・社会的なウイルスを絶滅させるための態勢作り(疑わしい施設や人が集まる施設の消毒、検疫など)
・個々人がウイルス感染を避ける(マスク<医療用マスクN95タイプが最善、花粉症用は次善>、うがい<うがい薬を使う>、手洗い<アルコールや消毒薬が最善、石けんが次善。手洗いや消毒をしていない手で目、口、鼻に触れない>、人混みを避けるなど)
・ウイルスに接触した場合でも発症しないように免疫力を蓄える(免疫力を活性化する衛気<えき>の強化など)
以上の3つがあります。このうち各個々人でできることや、治療薬と同様に中国の医学界が開発して公表した
免疫力を強化できる予防用の処方の説明を
別掲します。
日本のSARS対策は?
SARS患者確定の流れは、
| 呼 称 |
判定内容 |
対 応 |
| 疑い例 |
流行地から帰国後あるいは感染のおそれのある人と接触後10日以内に38度以上の発熱と咳、呼吸困難などの症状がある |
健康回復まで任意で自宅待機することを要請される |
| 可能性例 |
「疑い例」で、レントゲン撮影で肺炎が見つかった |
感染症法に基づき10日間の入院勧告を受け接触者を調査 |
| 確定患者 |
「可能性例」の中で、抗生物質による治療が効かず、病状が悪化した例について国の専門委員会が認定 |
引き続き入院し周囲を調査 |
厚生労働省は5月2日上記の対策を決定して発表しました。4月22日時点では、SARSの疑いのある患者が発生した場合の行動計画作りができている都府県が18でしかなく、隔離装置付き搬送車を保有する都府県に至っては5都府県というお寒い状況でしたし、人権擁護の面からシンガポールのような強力な対策はとれなさそうであり、これで感染をシャットアウトできるのかちょっと心配です。
もし、人為的に生物感染兵器によるテロが行われたらば、どのような修羅場が出現するのか怖いようです。中国のように大量感染したならば、すぐに満床となるでしょう。したがってウイルス対策は、行政にまかせておけば安全というものではありません。ひとりひとりが「かからない、うつさない」、
自分の健康は自分で衛(まも)る自衛の努力が不可欠です。
今後は?
エボラ熱、エイズ、大腸菌O-157、C型肝炎ウイルスをはじめ1970年代になって次々と新しいウイルスや細菌が出現しています。その原因の中で主要な割合を占めるものは、すでに野生動物が保有していたり未開地に局限して存在していたものが、開発が進んだために都市にもたらされるようになったと見られています。
また、人災によって生じる細菌も増加しています。一番の原因は、抗生物質の使いすぎによる耐性菌がどんどん出現していることで『細菌の逆襲時代』とまで言われています。
さらに、問題なのが、人間の免疫力が弱くなっていることです。幼児のときから異常に清潔な環境で育てられ、菌やウイルスに対する免疫機能が未発達であることが一つ、栄養の偏り、化学物質に取り巻かれた環境、ストレスだらけの生活によって体の免疫バランスが狂ってしまい、わずかな刺激やウイルスの攻撃に耐えられなくなっていることがもう一つの理由です。
今回のSARSが治まったとしても、新たなるウイルスは次々に出現することでしょう。 健康な生活を維持するには、自分の体の免疫システムを強化、再構築することがなによりも求められる時代といえるでしょう。
記・『健康情報館』編集部
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